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[ 2020年3月期 第1四半期 決算説明会 ]Q & A

Q1. 受動部品の第1四半期の売上は、前期第4四半期比でコンデンサが減少し、インダクティブデバイスがほぼ横ばいでしたが、ともに車載向けの比率が高いと思われます。自動車市場におけるコンデンサとインダクティブデバイスの流通在庫の状況をどのように見ていますか。また、第2四半期以降のコンデンサの稼働状況見通しについても教えてください。
A1. まず在庫状況ですが、コンデンサに関しては、代理店を中心に在庫が消化されない状態が続くと考えられます。インダクタに関しては、コンデンサと比較して在庫はそれほど増えていないと認識しています。またコンデンサの稼働状況ですが、第2四半期以降、車載向けを中心に受注が戻ってくるという見通しを立てていますので、稼働水準が下がるとは見ていません。前期のようにキャパシティが不足するような状態ではありませんが、ほぼフル稼働の見込みです。
Q2. 減速している車載向けのコンデンサが、第2四半期以降戻ってくるとのことですが、そのように考える背景を教えてください。
A2. TDKはお客さまと年間契約、または長期契約を結んでおり、お客さまのフォーキャストをいただいています。そのフォーキャストから、第2四半期以降自動車部品メーカーの注文が戻ってきている様子がうかがえ、状況は回復してくるだろうと考えています。
Q3. 第2四半期にセンサ応用製品の売上が14%~17%増えるとの見通しに伴う収益改善のイメージを教えてください。また、売上が伸びるのはTMRセンサなど比較的民生向けの製品で、収益貢献しやすいと見ていますが、いかがでしょうか。
A3. 第2四半期の売上は、自動車市場向けは微増と見込んでいます。ICT市場向け、ゲーム機向けなど民生向けのTMRセンサ、モーションセンサ、マイクロフォンは第2四半期も着実に伸ばしていけると考えています。特にMEMS系のセンサは、数量が増えれば収益はついてきます。また、少量ですが、IoT向けの指紋認証センサはモジュールメーカーへの出荷を開始しました。これまで申し上げてきた通り、顧客基盤の拡大、アプリケーションの拡大は順調に進んでいます。また、下期には、自動車市場が回復してくるだろうと見ています。前期と比較すると下期の割合が大きくなりますが、通期でターゲットを達成していきたいと考えています。
Q4. インベンセンスは、前期第4四半期から今期第1四半期に販売が増加したMEMSセンサが第2四半期も増加し、また指紋認証センサも増えてくるとのことですので、かなり収益改善が見えてきたのではないかと思いますが、いかがですか。
A4. ご指摘の通り、買収費用を除けば改善が進んでいます。第2四半期も、モーションセンサやマイクロフォンが大きく貢献する見込みですが、この傾向は第3四半期、第4四半期も継続すると見ています。前期見込んでいた指紋認証センサについては、大きな伸びは想定していません。モーションセンサにおける顧客基盤拡大、マイクロフォンにおける顧客基盤拡大とアプリケーション拡大、また少量ですが大気圧センサの売上を乗せていくことにより、利益についても四半期ごとに改善を図っていきたいと考えています。
Q5. HDDヘッドの数量は、第2四半期がプラス約6%という見通しとのことですが、HDD組立を除いた純粋なヘッドの数量の動きを教えてください。また、第3四半期、第4四半期の見通しについてもお願いします。
A5. 第1四半期の指数が88で、第2四半期が93、第3四半期が96、第4四半期が87といった水準で推移していくと見ています。第1四半期に想定より少し増えたのは、1テラバイトのPC向けが大きく増加したためです。データセンター向けについても、第2四半期以降若干戻りつつあるような動きがあります。12テラバイト向けが主流で、14テラバイト向けが第3四半期、第4四半期にかけて増加していくと見ています。
Q6. 電池が前期第4四半期から売上を大きく伸ばしましたが、スマートフォンメーカーの新規顧客との取引が大きく増えたのでしょうか。また、顧客の現在の在庫状況をどのように見ているのかについても教えてください。
A6. 通常第4四半期は、季節変動、旧正月等の影響により売上が最も少なくなり、第1四半期に増加します。大手スマートフォンメーカーとの取引増加のほか、ノートPC向けやミニセル関連も増加しており、全体的にICT市場向けの売上が増えました。お客さまの在庫状況は正確には把握していませんが、通常通りこれからお客さまの新製品の立ち上がり、出荷が始まるとすれば、在庫も第4四半期と比較すると増加傾向にあるのではないかと考えています。
Q7. 電池の在庫状況はいかがですか。また、年間の売上は期初時点で前期比約10%増と見ていたと思いますが、それと比較すると現在はかなり強いと見ています。強い基調は年間で続きそうでしょうか。
A7. 在庫は通常の範囲内です。また、この第1四半期に少し上振れましたが、まだ下半期の事業の不透明さは残っていますので、期初にお伝えした年間約10%増は現段階で大きく変わるとは見ていません。
Q8. 電池は収益性の高い製品の受注によって、このような利益率を達成できたのでしょうか。
A8. 電池はお客さまごとにカスタムな製品です。スマートフォン向けや、ウェアラブルなどの非スマートフォン向けで、市場に先駆けていろいろな製品を市場投入しており、そういった強みによって新製品を受注しているという要因もあります。継続的に新製品を出しながらアプリケーションの幅を広げていくことで、限界利益を拡大したいと考えています。
Q9. 第1四半期にミニセルの構成比がどれくらい増え、売上にどれくらい貢献したか教えてください。
A9. 第1四半期におけるエナジー応用製品全体の売上の約1割がミニセルです。アプリケーションの幅も広がっていますので、通期ではミニセルの占める割合が上がると考えています。
Q10. ミニセルは、イヤホン、完全ワイヤレスステレオ、ゲームのコントローラーなど、様々なアプリケーションがありますが、それぞれの潜在的な市場規模や、現在の進捗度合いを教えてください。また、5Gのスマートフォン用の電池には発熱の問題があり、対策を立てる必要があるのではないかと思いますが、そこでTDKの優位性が出せるのか教えてください。
A10. 最近ワイヤレスのイヤホンが増えてきていますが、その機器に使う小さい電池と、チャージャーで使う電池の2種類があり、また市場の伸びる余地は大きいと見込んでいます。ゲーム機向けもまだ伸びると思いますが、急激な成長はないと見ています。またご指摘の通り、5G用の電池は電流が大きいため、特に放電時に発熱の問題があります。TDKは発熱に対応できる独自の技術を確立していますので、お客さまのニーズに対応できるような付加価値のある製品を出せると考えています。
Q11. ニアラインの増え方を考えると、HDDヘッドは不足するのではないかと思われますが、HDDヘッドへの投資はリスクがあります。HDDヘッドの生産設備が、磁気センサ、圧電系のセンサ、インダクタなど他の薄膜製品の生産に転用できるか教えてください。
A11. TMRセンサはもともとHDDヘッド技術を応用しており、すでにHDDヘッドの設備を転用して生産しています。薄膜プロセスの設備は高額なため、投資の際に中古の設備が転用できないかを検討し、ROIを高めるよう努めています。
Q12. 米中貿易摩擦や日韓の摩擦による影響はありますか。
A12. まず米中貿易摩擦について、直接的に大きく関税の影響を受けていることはありませんが、貿易摩擦により景気が減速し、特に中国地区において自動車の需要が減速しています。TDKは自動車市場向けの販売も多いため、その影響を受けています。韓国への規制の問題においては、直接的に大きな影響は受けていません。

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