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[ 2020年3月期 第2四半期 決算説明会 ]Q & A

Q1. 第1四半期の決算説明会で発表された第2四半期の売上のガイダンスと今回の実績にギャップがあります。自動車市場向けの需要が戻るとの説明がありましたが、そのずれはなぜ生じたのでしょうか。
A1. 前回、9月から自動車市場向けの需要が戻ることを前提にガイダンスを発表しましたが、見通しが甘かったと感じています。自動車市場向けが大きくマイナスとなった一方、スマートフォン向けは堅調で電池を中心にシェアを獲得でき、プラスとマイナスが鮮明に出ました。下半期はスマートフォン向けの需要も上半期より下がると見ています。現段階では需要環境を保守的に見ざるを得ず、自動車市場向けも回復しないことを前提としています。
Q2. TDK全体を見ると事業ごとの営業利益率にばらつきがありますが、現在TDKをかじ取りする上で何に重点を置いているか教えてください。
A2. TDKがサステナブルに利益を出していくためには、受動部品が非常に重要だと改めて認識しています。この上半期は受動部品の収益力が少し落ちており、本来得意とし、今後アプリケーションの拡大が見込めるインダクタやピエゾ応用製品で伸び悩んでいることが課題です。営業利益率のばらつきの大きな要因は、センサ事業の収益化が遅れていることだと考えています。これまで売上の大きかったコンベンショナルなセンサの売上が減少したことは誤算でしたが、一方でTMRセンサやMEMSセンサの顧客の拡大、アプリケーションの拡大は、着実に結実しつつあります。下半期にその成果が見えてくると思っていますし、来期にはさらに伸びてくると見込んでいます。
Q3. 受動部品の収益性改善が少し遅れていると感じます。来期どのように底上げを図っていくのか教えてください。
A3. 収益性改善が遅れてはいるものの、今期は生産のスループット改善や生産性改善、コストダウン、合理化を進めています。また、ナンバーワン製品を持っている電池は、Time to marketもTime to volumeもTime to qualityも早く、良い循環に入っています。受動部品においてもそのようなサイクルを実現できるようにマネジメントしていかなければなりませんし、ナンバーワン製品を持ち、その数を増やしていくことで収益力を高めることが重要だと感じています。
Q4. MLCCの市場環境は第2四半期に少し改善したと思いますが、第3四半期の見通しはいかがですか。また、来期どのように進めていくのか教えてください。
A4. 第3四半期の売上は横ばい、もしくは若干下がるとやや慎重に見ています。TDKのMLCCは車載向けが中心ですが、5G関連の基地局、電源関係含めて受注が増える一方、自動車市場や産業機器市場向けの需要が低迷していますので、全体では需要環境に大きな変化はないと見ています。来期は5G関連のインフラ等での需要が期待できますので、それに向けた製品の投入や供給の安定化について取り組んでいきたいと考えています。
Q5. キャンバスフィルタは、需要を保守的に見たために不足している状況が続いていると思います。今後ADASや電装化による需要増が見込めますが、増産投資をするのでしょうか。
A5. そのように考えています。
Q6. 自動車市場向けの在庫循環をどのように見ていますか。自動車生産台数に対し自動車の部品の在庫は減少していると思いますので、下半期頃に需要が戻ってくるのではないかと見ています。センサは、MLCCのようにADASや電装化の恩恵を受けることがあると思いますが、いかがでしょうか。
A6. 全体としては在庫が減ってきている感触があります。代理店の在庫を見ますと、欧米はまだ少し多めである一方、中国は正常に戻りつつあると感じています。また、ご指摘のとおり、TDKのセンサは自動運転や安全機能等でも使われます。ただ、現在の環境を踏まえると楽観視はできず、やや保守的に見ています。
Q7. 期初においてセンサ応用製品セグメントの通期売上見通しを前期比28~31%増としていたところ、上半期で1.5%減となりましたが、現時点で通期売上をどのように見ていますか。下半期に実業ベースで黒字転換するという計画についてはいかがでしょうか。また、のれんの減損リスクについてはどのように考えていますか。
A7. センサ応用製品セグメントの通期売上について、自動車市場向けが下半期にある程度回復すると申し上げましたが、現時点では期末にかけても全く伸びないという見直しをかけざるを得ない状況となりました。特にコンベンショナルな製品の成長が見込めません。ホールセンサや温度センサの上半期の実績が前年割れした状況を鑑み、期初にセグメント全体の売上見通しを28~31%増と申し上げましたが、現時点では12~15%増と見込んでいます。自動車市場向けの売上がほとんど伸びないことがその要因です。一方ICT市場向けの伸びは3割以上、ゲーム機など民生向けの伸びは2~3割の見込みです。マクロ影響はありますが、圧力センサの新規案件やTMRセンサも着実に立ち上がっており、モーションセンサも顧客基盤が広がっています。前回は下半期における自動車市場の回復を見込み、下半期に実業ベースで黒字化と申し上げていましたが、現時点では来期の早いタイミングでの黒字化を見込んでいます。
景気の影響により、コンベンショナルなセンサの収益が落ちている一方、高成長を見込んでいるセンサは着実に売上が伸びてきています。中期的にはそういった製品の売上拡大が期待できますし、コンベンショナルな製品もトップラインを確保できれば、確実に収益が確保できると見ています。減損リスクは中長期のキャッシュフロー計画を基に判定しますので、このような需要、収益の見立てからすると、現時点ではないと認識しています。
Q8. 以前、センサ事業は10%以上の営業利益率を達成できるとの説明がありましたが、現時点においても売上規模が大きくなれば可能と見ていますか。
A8. そう確信しています。TMRセンサは二桁の利益を達成しており、MEMSセンサも十分に利益が得られます。競合が比較的限られていますので、アプリケーションを見極めて製品を投入できれば、トップラインが上がり収益が確保できると見ています。
Q9. 電池の期初見通しに対して、現時点で売上や単価をどう見ていますか。また5Gのスマートフォン向けの電池は、発熱対応等で付加価値が上がると思いますが、単価は上昇する見込みですか。
A9. 電池は数量増加による売上増加を見込んでいます。5Gのスマートフォン向けに関しては、お客さまによって発熱対応や急速充電、高エネルギー密度等、求められるスペックに違いがありますし、機種によっても変わります。それぞれのニーズに合わせてTDKの技術を提供させていただきたいと考えています。付加価値を認めていただける部分については単価アップもあると考えています。
Q10. エナジー応用製品の営業利益率について、第2四半期の24.5%というレベルは持続可能ですか。来期に向けた電池の生産能力増強の見通しはいかがですか。また、今期はミニセルの伸びが非常に大きいと思いますが、来期の成長見込みを教えてください。
A10. 第2四半期の営業利益率24.5%は、電池の売上が前倒しで増加したことや稼働益等がその要因として挙げられます。例年第2四半期がピークシーズンですが、特に今期は良かったと考えています。来期に向けての生産能力増強については、ミニセルの伸びが大きいため、二桁以上の能力増強が必要とされていると考えています。また、より大型なパワーセルの拡販を来期に向けての目標としています。電池全体で二桁の成長ができるよう、現在計画を立てています。

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