TDKの将来戦略 スピードの追求による収益力の向上

持続的な成長に向けた大きな変革

TDKでは長期的な市場環境を見据え、IoT市場に向けた戦略成長製品の拡大とモノづくり改革を積極化させるべく、開発スピードの向上、顧客の近くで行う開発など多くの分野でスピードアップを図っています。また、グローバルで最適化を追求すべく、営業、製造、開発などすべてのプロセスにおいて具体的なKPIを設定し、目標管理に努めています。これまで、当社では技術をいかにして収益につなげていくかという点が課題となってきましたが、収益率を高めることで、電子部品業界で競争優位性をグローバルで実現できる最適な体制を構築していきます。

KPIの目標管理を通じた
事業サイクルのスピードアップ

KPIの目標管理を通じた事業サイクルのスピードアップ KPIの目標管理を通じた事業サイクルのスピードアップ

モノづくりのサイクルを早める
「TDKインダストリ4.5」

当社は、顧客にとっての価値を追求しながら、事業運営を行っています。顧客にとって、品質の高い製品の安定供給は重要ですが、当社内で在庫を多く抱えることは好ましくはありません。在庫回転率を高め、生産した製品を顧客にすぐに供給する体制を構築することが必要です。

当社が目指す「TDKインダストリ4.5」は、これらの課題を解決する画期的な仕組みとなります。中でも、製品のリードタイムの削減は、生産性を高める上で重要となります。モノづくりにとっては、最適化された在庫のもと、製造のプロセスを極限まで短くすることで効率的な仕組みを築くことができます。製造全体でのビジネスサイクルを早め、いかに早く顧客へ製品を提供できるかという仕組みを築くことは、当社が目指す収益率の向上に結び付くものとなります。

秋田新工場では、リードタイムを短縮する新しいラインを導入し、モノづくりのプロセスを変えていきます。成果を出していくには、多くの改善を積み重ねていく必要がありますが、TDKの考える「TDKインダストリ4.5」の形を早い段階で確立し、顧客からの信頼を獲得していきます。

開発のサイクルを早め、
新製品を市場に素早く提供する

製品開発においても、スピード感を持って市場に展開することが重要です。技術本部では、2014年11月にスマートフォン向け高周波部品などICT向けの製品を開発する「情報通信デバイス開発センター」、自動車、産業機器などのパワー系製品を開発する「エネルギーデバイス開発センター」を新設し、それぞれの分野で製品の開発スピードを高めています。一方で、長期間にわたり腰を据えて新材料の開発や素材の特性を引き出すなどの研究を行う「材料開発センター」を新たに設けています。

開発部門が3センター制となり、専門性の向上へ 開発部門が3センター制となり、専門性の向上へ

地域特性の異なるグローバル拠点での
研究開発

電子部品の顧客ニーズは、地域によって大きく異なります。最先端の技術を追究する地域がある一方で、安定供給や規模を重視する地域もあります。当社は、グローバルで開発拠点を構築し、地域特性に合わせた研究開発活動を行っています。顧客が求める新しい技術を素早く開発し、提供までのアクションをスピードアップさせていきます。また、顧客の求めるニーズを素早くキャッチアップするために、営業も研究開発と一体となって動いています。日本ではグループ全体で活用できる新体制や新工法の開発など中長期的なテーマに取り組んでいます。

主なR&Dや技術サポート拠点

「TDKインダストリ4.5」を具現化し、最先端のモノづくり拠点に。

PDFでは「TDKの将来戦略を理解する」の全文がご覧いただけます。

TDKの将来戦略