TDKの将来戦略TDKができることセンサソリューション

非光学式センサのラインアップを揃えたTDKは、あらゆる市場ニーズに対応することが可能になりました。センサ素子の高感度化・高精度化・低消費電力化に加え、センサの複合化、演算素子やメモリとの一体化、さらにはソフトウェアを加え、センサフュージョン*へと付加価値を高めながら社会の課題解決に貢献し、世界No.1のセンサソリューションプロバイダーを目指していきます。

複数のセンサをソフトウェアと組み合わせて高度なセンシング機能を実現すること。

TDKが目指すセンサソリューション

複合センサやソフトウェアの応用による
ソリューションの例

  • ジャイロ
    センサ
  • +
  • ソフト
    ウェア

作業性・効率性の向上

ジャイロ(角速度)センサは、移動体の姿勢や運動状態を検出するセンサ。身近にはカーナビゲーションやカメラの手振れ補正などに利用されています。ジャイロセンサは動くものなら何にでも応用が可能です。産業用ロボットや移動型ロボットでは、ソフトウェアと組み合わせて、新たなモーションを創出・学習させるなど、作業性や効率性の向上にも寄与します。ウェアラブルデバイスに搭載して、人の姿勢や動きを検出するなど、スポーツやヘルスケアの分野でも応用が可能です。

  • 超音波
    センサ
  • +
  • ソフト
    ウェア

セキュリティの向上

パスワードにかわる生体認証システムの利用が拡大しています。MEMS技術を利用した超音波センサによる指紋認証システムもその一つ。耐水性に優れ、皮膚の奥の指紋パターンや血管パターンなどを読み取れるので、従来方式のような読み取りエラーがなく、高性能な指紋認証システムが可能となり、セキュリティの向上に大きく貢献します。ウェアラブルデバイスに超音波センサを組み込んだり、近距離通信に利用したりするなど、ソフトウェアしだいで、さまざまなアプリケーションへの応用の可能性が広がっていきます。

  • TMR
    センサ
  • +
  • ホール
    センサ

冗長性の向上

HDDヘッド技術を応用展開した超高感度のTMRセンサと、多様な用途にフレキシブルに対応できる万能タイプのホールセンサ。磁気センシングをリードする2タイプの磁気センサを製品として持つのはTDKの強みです。角度センサや回転センサ、位置センサなどは、自動車やロボットなどの分野で、それぞれの持ち味を活かせます。さらにはTMRセンサとホールセンサをセットとして使用することにより、過酷な使用状況でもどちらか一方がセンサ機能を維持する可能性が高まり、冗長性が大きく向上します。

  • 加速度
    センサ
  • +
  • ジャイロ
    センサ

安全性の向上

加速度センサとジャイロセンサを組み合わせることで、自動車の車両の前後・左右・上下の3軸回りの姿勢を検知する慣性センサが実現します。それぞれの軸回りの角速度は、ロールレート、ピッチレート、ヨーレートといいますが、たとえば、ヨーレートでは左右旋回時の角速度を検出し、車両が曲がれないドリフト、曲がりすぎのスピンを防止します。自動運転の安全性の確保においても、きわめて重要な技術です。また、移動型ロボットへの応用も期待できます。

  • 加速度
    センサ
  • +
  • ジャイロ
    センサ
  • +
  • 大気圧
    センサ
  • +
  • ソフト
    ウェア

ナビゲーションの精度向上

加速度センサとジャイロセンサによる慣性センサに大気圧センサを組み合わせることで、高低差のある道路においても、高精度なカーナビゲーションが実現します。また、これからは自動車の各種センサから得られる情報をAIが分析・管理し、故障や事故が予想される場合、運転者に知らせるようなソフトウェアやシステムも開発されると見ています。ECUで結ばれた自動車のセンサネットワークは、IoT社会のセンサネットワークともつながります。

将来の可能性

センサネットワークの活用により、社会インフラの安全性や経済性を高める取り組みが世界的に進められています。鉄道、道路はじめ、河川、港湾、橋梁、鉄塔など、センシングの対象となるものは、無数に存在します。それらは危険な作業環境にあることも多く、バッテリを内蔵したセンサユニットは、設置後、長期にわたって使用できることが要求されます。このため、耐久性、信頼性の高いセンサユニットを提供できることが、これからのIoT市場における競争優位性を高めます。

センサ事業の統合とスピーディーな立ち上げ

2017年3月期まで異なるビジネスドメインに属していた磁気センサ、温度・圧力センサ、MEMS・マイクロフォンなどの事業部門および関連企業を統合し、センサシステムズビジネスカンパニーを新設しました。世界13カ国に拠点を有するグループ企業6社が、マーケティングや研究開発を横断的に進めることで、センサ事業のスピーディーな立ち上げを目指していきます(2018年3月期より、報告セグメントにも「センサ応用製品」を追加しています)。

PDFでは「TDKの将来戦略を理解する」の全文がご覧いただけます。

TDKの将来戦略