TDK ロゴ

TDK Museum TDK歴史みらい館 過去へ、未来へ、ミクロの世界へ!マグネティックな冒険

#03
宇宙やミクロの世界にダイブして、磁気や電子に触れてみよう!
<インタラクティブ マグネティックフィールド シアター by チームラボ>

チームラボ
2019.10.4
TDK Museum TDK歴史みらい館 過去へ、未来へ、ミクロの世界へ!マグネティックな冒険

人物紹介

  • 鈴木さん
    案内してくれる人:鈴木杏奈さん
    TDK歴史みらい館スタッフ。
    休日はお気に入りのお店で美味しいものを食べて過ごすのが好き。
    新食感なもの、自分好みの食べ物に出会った時はテンションが上がります。
  • 牛島 葉太 くん
    体験者:ようた君
    小学6年生。一番好きな科目は理科だけど、磁石や磁性のことはよくわからない。

ここは過去でも未来でもなく、宇宙や電子の世界を体験できる特別なシアター。世界的に活躍するウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が作り出すデジタル技術で、人間の目では見ることのできない“磁気”を、見て、触ることができます。ちょっと難しく感じる物理現象としての“磁気”も、感覚的に知るととても身近に感じられます

目の前に広がる宇宙、星が発する磁力線に圧倒される

ミュージアム画像02

シアターに足を踏み入れると、そこは宇宙空間。さまざまな星の磁場は刻々と変化していきます。

鈴木さん ここは東京のクリエイター集団である「チームラボ」とTDKがタッグを組んで作った、目に見えない磁気を体験できるシアターです。ようた君はチームラボを知っていますか?

ようた君 チームラボのことは、テレビで紹介しているのを見たことがあります。シアターにも行ってみたいなぁと思っていましたが、行ったことはないです。

鈴木さん では初めての経験ですね。このシアターでは、宇宙、地球、電子という3つの世界を体験できます。壁に現れた大きな球体は、太陽やさまざまな惑星です。これらの星では、磁気の生じる磁場という空間が存在します。それぞれの星から赤と青の線が出ていますが、この線は磁気の流れを表す磁力線で、赤い線がN極、青い線がS極です。ここに地球がありますよ。

ようた君 本当だ。地球の周りにきれいな赤と青の線がたくさん出ています。北極と南極がN極とS極に分かれているのですね。

鈴木さん こちらは太陽です。太陽のさまざまな場所からも強い磁力線が出ています。触ってみると太陽から強く磁力線が吹き出てきますよ。

ミュージアム画像03

「ここに地球があります。こうして見ると、地球が大きな磁石だということがわかりますね」(鈴木さん)

ミュージアム画像04

惑星から発せられる磁力線に触れると、その方向が変化。足下にも磁力線が集まってきます。

ミュージアム画像05

右側の大きな赤い星が太陽。太陽の左側にある金色の惑星が金星です。金星はとても磁気の弱い星なので磁力線が出ていません。

ミュージアム画像06

宇宙の時間が終了して、次の世界へ。その瞬間たくさんの光に包まれ、異次元にワープするような不思議な感覚に陥ります。「体がグラグラして、引っ張られるような感じ。本当に別の世界に行くみたい」(ようた君)

地球の夜空いっぱいにオーロラを作りだそう

ミュージアム画像07

夜空に手を触れると、手の中からオーロラが広がってきます。

鈴木さん 続いて、地球にやってきました。壁を触ってみてください。

ようた君 緑色のオーロラが出てきました!

鈴木さん 壁に手をつけたまま動かしていくと、オーロラが広がっていきますよ。できるだけ長いオーロラを出してみましょう。

ようた君 もしかして、オーロラにも磁力が関係しているんですか?

鈴木さん よく気がつきましたね。実はそうなんです。
オーロラが発生する仕組みをお話しすると、太陽から地球に『太陽風(たいようふう)』と呼ばれる電気を帯びた粒子(りゅうし)がいつも飛んできているのですが、地球には「磁場」というバリアがあるから、ほとんど地面までたどり着くことはありません。
でもすべて防げるわけではなく、中には北極や南極へ落ちてくるものもあります。そして落ちてきた粒子と大気がぶつかると、そこで光を放ちます。これが、オーロラです。
今回は緑のオーロラですが、まれに赤いオーロラや紫のオーロラが見られることもありますよ。
そして、オーロラは昔から知られている現象だけど、実はまだ原理がすべて解明されていない、深い現象なのです。機会があればくわしく調べてみるのも楽しいかもしれませんよ。

ミュージアム画像08

「自分の手の中からオーロラができてくるのが面白いです。本物のオーロラも見てみたいな」(ようた君)

ミュージアム画像09

「足下も見てください。足があるところにもオーロラがついてきますよ」(鈴木さん)

誰も見たことのない、電子の世界へ!

電子の世界では「エレクトロニクスモード」と「スピントロニクスモード」という2つのモードを楽しめます。

鈴木さん ここからは電子の世界です。まずは「エレクトロニクスモード」から始まります。私たちが今いるところは、原子が化学結合してできた金属格子(きんぞくこうし)です。格子のつなぎ目のところに大きな球体がありますね。この球体は原子をあらわしたものです。そして、この空間の中にあるオレンジの矢のようなものが自由電子と呼ばれる電子で、今はクルクルと回ってバラバラの方向を向いています。では、この電子に触れてみてもらえますか?

ようた君 電子がはじけて、赤い光が出てきました!

鈴木さん 次に何回か電子に触ってみましょうか。そうすると、格子が光って電気が流れる様子がわかりますよ。

ようた君 電子が通って電気が流れるんですか。電気が流れているところを見られるなんて、面白いなぁ。

鈴木さん そう、電気(電流)の正体は、電子の流れなんです。このたくさんの電子を利用する技術を「エレクトロニクス」といいます。
今度は色が変わって、「スピントロニクスモード」になりました。ピンク色の大きい丸が原子で、先ほどと同じようにたくさんの電子がクルクル回りながら漂っていますね。
これは電子が持つ“スピン”という性質をあらわしています。
電子はコマのように回転しており、実はこれが「磁気」の正体なのです。電子1つ1つは、とても小さな磁石のような性質を持っていて、この電子のスピンを利用する技術をスピントロニクス、と呼びます。

ようた君 今回の電子はみんな向きが上か下に揃っていますね。

鈴木さん 電子1つ1つが小さな磁石ですので、磁場をかけると、電子の向きをそろえることができます。そして、その電子に触れてみると……。

ようた君 奥に飛んでいきました!

鈴木さん 電子は上向きか下向きかによって進む速度が違うのですよ。ここではそういった電子の性質を体験することができます。

ようた君 磁力や電子のことは僕にはまだむずかしいところもありますけど、宇宙とか物質の中がこんな風になっているとわかっただけでも勉強になりました。すごく小さな電子が本当に見えたら、いろんなことがわかっていいなと思います。

ミュージアム画像11

金属格子のつなぎ目にある球体が、すべての物質の元となる原子。その周りに自由電子が飛び交っています。

ミュージアム画像12

「原子とか電子のことはよくわからないけれど、こうして電気が流れるということはなんとなく伝わってきます」(ようた君)

ミュージアム画像13

「僕が触った電子が動くのが面白くて、いっぱい触ってみたくなります」(ようた君)

ミュージアム画像14

「手や足で触れたところがどんどん変化していくので、たくさん触れて、その変化を楽しんでみてくださいね」(鈴木さん)

  • Face Book
  • Face Book
  • Face Book

REPORT 他のレポートはこちら!

  • NO IMAGE
    フューチャータウン2035 / スマートハウス
    #04 コンピュータの時代、そして現在へ――。
    ここから未来が始まる!。<歴史ゾーン 後編>
  • NO IMAGE
    歴史ゾーン
    #01 磁性の発見からテレビやゲームの誕生まで。家電製品の昔を見て、知って、体験する!
  • NO IMAGE
    歴史ゾーン
    #02 コンピュータの時代、そして現在へ――。
    ここから未来が始まる!<歴史ゾーン 後編>