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Vol.10 社会インフラを⽀えるフラッシュストレージ

現代社会に欠かせない高性能ストレージ技術

1987年、電源を切ってもデータが保存される画期的な不揮発性の半導体メモリとして、*NAND型フラッシュメモリが⽇本で開発されました。

フラッシュメモリとは、カメラのフラッシュのように、データを⼀瞬にして消去できることからのネーミングです。この フラッシュメモリを記憶装置として利⽤したのが各種フラッシュストレージです。USBメモリやSDメモリカードなども、広い意味でのフラッシュストレージの一種で、簡便なリムーバブルメディアとして、パソコンやモバイル機器などで多用されています。

フラッシュストレージは フラッシュメモリとデータの読み書きや消去を制御するメモリコントローラICによって構成されます。⾼速アクセスに加えて、メカニックな駆動機構をもたないため耐衝撃性にも優れ、HDD(ハードディスクドライブ)からの置き換えを意図したものは、特にSSD(ソリッドステートドライブ)と呼ばれています。SSDは工作機械、自動改札機、自動券売機、ATM、防犯カメラ、画像診断装置など、産業機器の分野でいち早く利⽤され、その後、パソコンのHDDとの代替も進⾏しました。昨今ではポータブルな外付けSSDの利⽤も増加しています。

*NAND型 フラッシュメモリ: フラッシュメモリにはNOR型とNAND型があり、大容量のデータストレージして利用されるのはNAND型です。

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