皆様からのご意見・ご要望を募集中!
サイトの品質向上のため、アンケートにご協力をお願いします。
(所要時間:3分程度)

アンケートに答える

後で回答する

回答しない

TDK
Tech-Mag TDK Techno Magazine 〜テクマグ〜
サイト内検索
メールマガジン登録個人情報保護基本方針
home
電気と磁気の?館
じしゃく忍法帳
フェライト・ワールド
column
テクの雑学
アースサイエンス&TDKテクノロジー
パワーエレクトロニクス・ワールド
コンデンサ・ワールド
なるほどノイズ(EMC)入門2
なるほどノイズ(EMC)入門1
過去の読み物

TDKホームページ
 トップページテクの雑学 > 第65回 春一番の季節です! −目に見えない“風”を測る−
テクの雑学

春一番の季節です! −目に見えない“風”を測る−

「最大風速」と「瞬間最大風速」の違いは?
 風向と風速は絶えず変化しています。急に強い風が吹いた時の数字をそのままその時刻の「風速」として発表してしまっては、正しく状態を伝えることができません。観測データとしての風向、風速は、その時刻の前10分間の平均値を取ることに決められています。たとえば午後2時の風向・風速なら、午後1時50分から午後2時までの10分間に観測された数値の平均を取るということです。

 ある時刻の観測値そのものは「瞬間風向」「瞬間風速」といい、特に1日の中での瞬間風速の最大値を、その日の「最大瞬間風速」と呼びます。これに対して、10分間平均風速の最大値は、「最大風速」と呼びます。

 最大風速と最大瞬間風速の間には1.5〜2倍程度の差があります。風の強い日には、十分な注意が必要です。

風力って何だろう
 ところで、日常よく聞く風の強さを表す単位に「風力」というものがあります。これは、風が物体に与える力の大きさを定義したものです。1806年にイギリスの海軍提督ビューフォート氏が提唱した13段階の風力階級が、1964年に世界気象機関に正式に採択されました。日本の気象庁が採用している気象庁風力階級は、これを翻訳したものです。

参考リンク
気象庁ホームページ「ビューフォート風力階級表」

上空を吹く風の観測
 風が吹いているのは地表だけではありません。地上15kmぐらいまでの対流圏と呼ばれる空気の層では、常時、風が吹いています。上空の風の様子は気象予報に欠かせない重要なデータなので、観測体制が敷かれています。

 観測機器でよく使われているのは、気球に観測装置(ゾンデ)をぶら下げて上空に飛ばす「ラジオゾンデ」です。毎日一定の時間に水素風船をつけた気球を飛ばし、滞空中は方向探知機で追尾した位置から風向と風速を算出します。また、観測装置には気温系、湿度計、気圧計が搭載されているので、その場所の気温、湿度、気圧も同時に観測できます。上空で風船が破裂したら観測は終了し、落下してきた観測装置は回収して再利用します。

ラジオゾンデ

 また、最近は、ゾンデの位置をGPS衛星を利用して測定するGPSゾンデも実用化に向け実験が進んでいます。

 2001年4月から運用が開始されたのが、「局地的気象監視システム」(WINDAS:WInd profiler Network and Data Acquisition System)です。「ウィンドプロファイラ」と呼ばれ、地上から5つの方向に電波を放出し、風の乱れで散乱されて戻ってきた電波を観測するシステムを利用しています。散乱された電波はドップラー効果により周波数が変化するので、それぞれの方向に発射した電波の周波数と受信した電波の周波数を比較することで風の流れが立体的に分かります。

ウィンドプロファイラの概要

 現在、全国で31ヵ所のウィンドプロファイラが運用されており、天気予報の元になる数値予報に活用されています。


著者プロフィール:板垣朝子(イタガキアサコ)
1966年大阪府出身。京都大学理学部卒業。独立系SIベンダーに6年間勤務の後、フリーランス。インターネットを中心としたIT系を専門分野として、執筆・Webプロデュース・コンサルティングなどを手がける
著書/共著書
「WindowsとMacintoshを一緒に使う本」 「HTMLレイアウトスタイル辞典」(ともに秀和システム)
「誰でも成功するインターネット導入法—今から始める企業のためのITソリューション20事例 」(リックテレコム)など


前のページへ | 2/2 | 次のページへ

ページtop
HOME 電気と磁気の?(はてな)館 アースサイエンス&TDKテクノロジー テクの雑学 コンデンサ・ワールド
Copyright(c) 1996-2014 TDK Corporation. All rights reserved.
※記事の内容は、記事掲載時点での情報に基づいたものです。一部、現在TDKで扱っていない製品情報等も含まれております。
TDKホームページは、Internet Explorer5.5以降、Netscape Navigator7.0以降でご覧いただくことを推奨しています。